小沢健二コンサートツアー 魔法的
2016年6月12日@ZEPP DIVER CITY
小沢健二 魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズへ行ってきました。
小沢健二のコンサートに行くのはこれが初めて。
とにかく幸せで、感慨深くて、魔法のような2時間でした。
以下、オザケン遍歴をうざく記載します(笑)
1996年放送のドラマ、「僕らが旅に出る理由」が「将太の寿司」の主題歌になっていたのをきっかけにオザケンを知ったんじゃないかと記憶しています。歯切れよくはじけるようなホーンセクションと小6心にも何か心に残るセリフのような歌詞。すごく衝撃的でした。
その後、市内の図書館で「LIFE」が貸し出しされているの見つけたのです。CDアルバム買うようなおこづかいはなかったし。
もうあまりに知らなかった世界がつまってて、度肝をぬかれたっけ。そのころ、友だちと多摩川で川遊びをした日があって、もうそのCDを早く聴きたくて、帰りたくて帰りたくて仕方なかったっけ。たぶん中1のころ。なんか「LIFE」と多摩川の光る水面がリンクするのはそのせい。
それから、美しい日本語がつむぎだす歌詞の世界、進化し続ける曲、儚げなルックス、言動に陶酔していく12歳のわたしがいました。「LIFE」はもちろん今でもオールタイムベスト。そのうち、「前略小沢健二様」という本で、フリッパーズ・ギターの存在を知り、勉強机の上で、勉強なんかせず、フリッパーズ・ギターの英語の歌詞をひたすらルーズリーフに書き写していたこともありました。CDレンタルして、歌詞カードをコピーすればいいんですけど、味わいたかったんですね。全身全霊で。あと、コピー代すらもおこづかいから捻出するのが厳しかった現実と。
中3のとき、人生初めておこづかいをためて買ったCDはオザケンのではなく、フリッパーズ・ギターの「ヘッド博士の世界塔」でした。あのときは、嬉しかったな。自分なんかダサい中学生だったけど、このCDが自分の拠り所になってくれた気がする。
オザケンがすごく歌唱力があるとか、あまり思ったことはないのですが、目の前に色彩が広がるような歌詞とか、「王子様」なんて言われてキムタクにバッシングされても、動じないような立ち振る舞いとか、彼を構成するすべての要素が好きだったんですね。本当に青春そのものでした。
中学生だったころの私が、まさか20年後に、オザケンと同じ空間に身を置くことができるなんて知ったら、卒倒したかもしれません。
ある程度「大人にな」っていたので、大丈夫でしたけど。
昨日のライブ会場にも、私みたいな「洒落たOLIVE少女でもない」かつての少女がたくさん集まっていたんだと思います。
なんだろう不思議な連帯感。そして、人生で大事にしてきた心の核が、朽ちずになお生き生きと、魔法のように沸騰するような、そんな気分、いい時間でした。
拝啓小沢健二様、私の人生に色彩と幸せをくれてありがとう。
20160612セットリスト-----------
曲目(音楽ナタリーより)
01. 昨日と今日
02. フクロウの声が聞こえる(新曲)
03. シナモン(都市と家庭)(新曲)
04. ホテルと嵐
05. 大人になれば
06. 涙は透明な血なのか?(サメが来ないうちに)(新曲)
07. 1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)
08. それはちょっと
09. ドアをノックするのは誰だ?
10. 流動体について(新曲)
11. さよならなんて云えないよ
12. 強い気持ち・強い愛
13. 超越者たち(新曲)
14. 天使たちのシーン
15. 飛行する君と僕のために(新曲)
16. ラブリー
17. その時、愛(新曲)
<アンコール>
18. シナモン(都市と家庭)~フクロウの声が聞こえる(新曲)
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01:アレンジがより都会の大人の男って感じになっていた気がする。かっこよかった!!
02・03:「くまさん」とかイチゴジャムとか・・オザケンがかわいいパパになっていることを実感。
04・05:とにかく洒落てた
06:ダンスがとても楽しい。
08:会場が大熱唱。
10:会場にいたらしいタモリさんも喜んだだろうな。この曲の諸行無常感には涙が出てしまう。
12:当日会場のの最大震度に。
14:モノクロにポッとカラーが映えるような映画のような名曲。
16:ゆるめのアレンジでちょい大人仕様。最高でした。
17:不思議とくちづさんでしまうメロディ。踊り付き。
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